そして秘密の〜番外編〜

「俺って、『シスコン』だよなぁ……」



思わずため息混じりに呟くと、弥生は一瞬、キョトンとした。

けど、すぐにクスッと笑った。



「あのね、真佐志」

弥生がそう何かを言い掛けた時。



「柴田さん」

俺の後ろの方から、男の声がした。



「あっ、益田君……」

弥生の表情が、ちょっと困ったように変化したのが分かった。



ん?

思わず振り返ると、俺は同じクラスになった事は無いけど、確か去年だったか弥生と同じクラスになった事のある、今年前期まで生徒会長をしていた益田が立っていた。