その後しばらくは、俺が何処へ行くのにも美雪が一緒に行きたがり、困りながらも嬉しかったりで、益々その思いは強くなった。

クラスメートや回りから『シスコン』なんて、からかわれたりしたけど、気にしなかった。

年令が上がる毎に、接し方は変わっていったけど、いつでも『仲の良い兄妹』だった。



僚二も弥生も、美雪とは実の妹のように接していた。

だから、ある日突然、僚二に宣言された時には驚いた。





「俺、美雪の事、妹みたいな感じじゃなくて……女の子として、好きだ」