そして秘密の〜番外編〜

再び美雪の様子を見るけど、変化が無いので、私は言葉を続けた。



「それにしても、沖野先生。昨日のギターといい、今日のそのエプロン姿といい……サプライズ好きですね? そんな可愛いバスケットボールのアップリケ付きエプロン、どうしたんですか?」



そう。

沖野先生のエプロンは、大人の男性がするような渋い物ではなく、どう見ても『女性向け』にしか見えないアップリケ付きのエプロンだった。



ん?

私は沖野先生の方を見ていたけど、その視界の隅で美雪が動いたのが分かり、チラッと美雪を見た。

美雪はエプロンのアップリケを、ジーっと見ていた。



「これは自前。可愛いだろ?」

沖野先生は得意げにそう言って、笑った。