大丈夫だから心配しないで、 なんて。 強がってても言えなかった。 折れそうなほどに歯を噛みしめて、 涙だけは流すまいと思った。 病室を出たあと、 父の悲しげな瞳に向かって‥ 「明後日だったのにね。」 と、冗談めかして呟いた。