「お兄ちゃん?」 『うん。銀色の髪の…』 「…姉ちゃん、あんたやっぱり頭打ったんじゃねえか?」 『へ…』 「あの場所に、俺達以外の誰もいなかっただろうが」 だって、そんなの有り得ない。 だって私は助かった。 健くんだって。 あの人がいなかったら私は死んでいた。 じゃああれはナニ…? .