「マジで!?良かったじゃん!」
「透のおかげだな~っ」
『え…あ、いやっ、たまたまだろうけど…良かった』
「ってか宮崎この授業取ってた?」
「あ、私は野次馬。じゃ、またね!」
『え、あ、うん』
「うわぁ…」
同じ学部の友人である宮崎知子は、風のように去っていった。
それにしても、さっきのは偶然?虫の知らせ?…とは言わないのかな。
「…あれ?」
『うん?』
不意に声をあげ、姫が私の胸元を凝視した。
そこには、朝と変わらず光る石が在る。
『なに?』
「その石…」
『うん?』
「さっき、透が具合悪いって言った時。赤かったの。燃えてるみたいに、真っ赤」
『嘘?…気づかなかった』
「色づく条件って、何なんだろうね?」
『うーん……』
“その石は、お前を護る”
何か、関係があるんだろうか。
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