夜  話  

その制止に、カリョウは大神様のことをキッと睨んだ。


だが大神様は微塵も揺らぐ事無く、カリョウに告げた。


「触れてはならぬ。……その小さく愛しい存在を永遠に失いたくないのであればな。」


その言葉は、雷公の放った稲妻のようにカリョウに激しいショックを与えた。


「……私は冬に属する者。雪と氷を統べる者だ。
お前の炎の力とは、相容れないんだ。」


先程までの凛とした雰囲気を失った涼姫の声が続く。


「せめて、同じぐらいのチカラを集められていれば……。」