私の目の前に先輩がただいる。 そんな些細なことが、こんなにも景色を変える。 嬉しいと思える。 これが、“好き”ってことなんだ。 その日から、私は先輩と色々話すようになっていった。 先輩と時間を共にするたび、私の中の先輩がどんどん膨らんでいった。 第二音楽室は、 先輩と時間を共有できる 唯一の場所になったんだ。 .