★奏said★

静かだった。

瞬先輩から

梓を奪った。

無意識に口から

まるでコップから水があふれ出るみたいに

出ていたんだ。


コイツを守れるのは俺だって。


それしかねーよ。

俺・・・かっこ悪い・・・。


『・・ごめん。俺・・かっこ悪いな』

苦笑いするしかなかった。