†声優アイドルの男子高校生†【1】


「ごめん。翔ちゃん。わたし、いかなきゃ・・・・・・」





美奈子が、俺のひざでもぞもぞする

腕時計を確認しながら言った。





またか・・・・・・。





「ごめんね、また電話するから」





美奈子は、そわそわしながら言った。





人気声優って・・・・・・
忙しいんだよな




分かってる。





「クリスマスはあけとけよ?」




俺は美奈子を抱きしめる手に、力をぬきながら言った。




「わたし、楽しみにしてるんだから、
大丈夫よ!」




美奈子は、俺から離れて帰り支度をしながら答える。







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