「着きましたよ」 運転手の人に言われて、お金じゃない 紙のようなものを、美奈子が渡した。 タクシーをおりて、目の前の教会を見上げる美奈子。 くりっとした大きな目をさらに、大きくして ぱあっと満面笑み。 この顔好きだ。 これが、俺は見たかった。 だから、ほぼ 目的達成 さ、帰るか なんて、思うほど 俺は、もう満足 _