私は体を起き上がらせようとしていたタケちゃんの手伝いをした。 「…冬也は悪くねーよ。だから冬也を責めんなよ。」 タケちゃんはそのまま私のベッドまで行き、転がった。 「わりぃ…ちょっと1人にしてくんね?10分ぐらいしたらまた、課題始めるから。」 そう言われた私は部屋を出た。 どうしてお兄ちゃんがタケちゃんを殴ったのか私にはわからなかった。