「…お兄ちゃん。」 ノックの主はお兄ちゃんだった。 「猛も居たんだ。」 「課題。」 タケちゃんはお兄ちゃんに向かって課題のプリントをひらひらと振って見せた。 「…また窓からか?」 「あぁ。近いじゃん。」