今日…退院の日。 もちろん、記憶は戻っていない。 迎えに来たのは…タケだけ。 「残りの奴らは夏紀の退院祝いだのなんだので準備してる。」 「そんなことわざわざ…。」 退院祝いなんて…。 むしろ迷惑かけちゃってるのに。 「夏紀ん家と俺ん家はいつもこういうのすんの。だから気にすんな。っつうか、退院祝いに参加しなくても大丈夫だから。」