「どうした?」 「私…タケル君…じゃなくてタケちゃんと何で一緒にいたんですか?」 タケちゃんは少し間を置いて口を開いた。 「海に連れて行ってた。夏紀の誕生日だったから。」 …海。 …誕生日。 私、丸1日寝てたって言ってたから昨日が誕生日だったんだ…。 「海の記憶残ってないから…見てみたいな。」