朝飯が出来てる事を伝え 恋の部屋を出ていく。 降りると父さんが ジジを膝に置いて 待ち構えている。 恋を待ってんだろーな。 「なんだ恋じゃなかった。残念だなジジ~。」 …この親父。 「はいはい、もうすぐ来るよ、恋。」 そうか、と言って 顔が緩くなる。 かと思うと表情が 真面目なものに変わった。 「恋は、どうだった?」