「忍者の、基本装備ですが?」
「私がそれで納得すると?」
まぁ、確かに普通は納得しない。
というかクナイなんか持ってくんなよ。
更に投げつけるなよ。
しかし、フランシア先輩。後半戦が始まる前より怪我、増えてる気がする。
この相手の人、やはり強いのか?なら僕もフランシア先輩と一緒にーー。
「ーーダメ」
僕を一瞥(いちべつ)して。そう彼女は一つ呟く。
「これは、私自身の戦い。私一人で戦わないと、…いけないっ!!」
緩い空気だったせいで忘れてたが、この二人は本気で拳を合わせていたんだった。
隙をつく、鋭い拳が朝日部の腹を狙う。
しかし。
「そんなのが当たるとでも?」
余裕を表情に滲ませる朝日部は、…マジかっ!?
フランシア先輩の放った拳に、拳をぶつけてみせた。



