僕もすぐにブレザーを脱ぎ捨て、間抜けな格好になり。
突撃ぃ!!
……そう言えば、この技の欠点。
すっかり忘れてたなぁ。
この技。視界がおぞましく悪いんだよな。
無理に視界を開こうとすれば一瞬で顔がバレる。
けどそれも超至近距離まで突っ込めば関係ない!!
「…夏樹、あなたバカでしょ?」
バレとる!?
至近距離まで迫った茜子に名を告げられる。が。
まだ茜子は缶に向かおうとしない。
僕だと言う確実な確証がないからだ!!
円の周りの『鬼』に最初に辿り着いたのは僕。
だが流石に誰も缶には近付かない。やはり僕だとは確証がないんだ。
「いや、お前。ハレルヤ先輩と比べて背ぇ低いからバレバレだ」
そんな、バカな…。



