かんけりっ!




★ ★ ★


試合は静かな立ち上がりを見せた。


生徒会側の作戦はさっきの僕等と同じで、五人全員で円の周りを囲う。と言うもの。


僕はと言えばそれを大木脇の茂みから眺めていた。


桃東先輩の作戦の一環である。


作戦。とは言ってもなかなかにお粗末なものだけど。


しかし、改めてあの布陣を見ると。


これっぽっちも勝てる気がしない。


さっきあれだけド派手に負けたからだろうか?


て言うか茜子が明らかに僕の方を見てる。


いや僕じゃなくて茂みをガン見(韻を踏んでみた)してるのだろうけど。


これは完全にバレてるんじゃなかろうか?


超ガン見なんですけど。


桃東先輩いわく、「時が来たら合図する」らしいが。


このままじゃ時が来る前に僕が捕まるのが先にならないか?