て言うかなんだその日常茶飯事って。
裏切りがそんなに多発してたまるかっ!!
「神奈河、これは缶蹴。遊びやスポーツなんかじゃない。勘違いするな」
厳しい言葉を吐くのはフランシア先輩。
けどその実は凄まじい怒気を伴っている。
い、いや。フランシア先輩だけじゃない。
冷静さを保とうとしてるけど桃東先輩もハレルヤ先輩も怒気を放っている。
だが、それさえ全て彼は笑顔で受け止めている。
真乃枇杷。この三人の凄まじいプレッシャーさえ余裕なのか!?
「……先輩達。私の事、何か勘違いしてません?」
…は?
勘違い?
「別に私は裏切ったつもりはありませんよ?私は元々、生徒会の人間ですから」
「なっ!?」
何を。
入部届けは桃東先輩が勝手に出すんだ。僕らの意思なんてそこに介入は出来なかったはず。



