「見つけた」
ハレルヤ先輩はアルバムを捲るのを止め、開いたページを僕へと向ける。
両ページ合わせて一枚しかないそのページは、『特別』を意識させた。
一枚だけの写真。
そこに写るのは同世代だろう七人の男女。
揃いの制服。それに青のはちまき。
皆一様にピースと満面の笑みを浮かべている。
「二年前。全国を制した時の写真だ。その真ん中にいるのは」
言わなくったってわかる。
うちの、バカ姉。
バカ姉は、やっぱりバカみたいに頬に傷を作って、でも写真の中央でトロフィーを抱いて。
「バカみたいに、笑ってますね」
別にバカ姉に限った事じゃないけれど。
「右から俺、フランシア。中央の南先輩。その後ろに真乃枇杷にアズマ。左の二人は卒業した先輩だ」



