「でもね。その強かった時代は長くは続かなかったんだ」
部室の前に辿り着くとハレルヤ先輩がスラックスのポケットから鍵を取り出し、鍵穴に差し込む。
「うちの、バカ姉。ですか?」
カチャリと音がして、それに続けてドアを開く。
部室の中は当然ながら真っ暗で内装を覗く事は出来ない。
けれどハレルヤ先輩は慣れた様子で入り口の壁のスイッチを入れた。
すると室内にはびこっていた闇は電灯によって駆逐され全容を文字通り明るみにする。
とは言っても一週間位前に一度入室してるので内装くらいはわかってるのだけれど。
「君のお姉さん。南先輩が亡くなってから他の先輩。それに真乃枇杷も缶蹴から離れていったんだ」
ハレルヤ先輩はそのまま入室し、正面の大きな部屋に入っていく。



