強、すぎた。とな。
我が姉ながら、あの【勇者】を圧倒して見せたハレルヤ先輩をして強すぎただなんて。正直、意外だ。
「全国を制覇した時は、俺とフランシアはまだ控えの選手でね。アズマだけはレギュラーだったけど、でもあの時のチームは南先輩。それに真乃枇杷を中心にしてたんだ」
昇る金属の階段は僕とハレルヤ先輩の体重をモロに受けてギシギシと嫌な音を立てる。
金属からそんな音が聞こえてくるのは終わってるような気がしたけど、缶蹴の全国大会って言う怪しい大会をスルーしたんだから問題はないだろう。
「あの二人が一緒に『兵』になった時は、スゴかった。正直日本にはあの二人を止められる奴はいないと思ったし、事実いなかった」
三階まで昇りきり、右端の部室へと進む。



