かんけりっ!




いやぁ。柿宮も全然、フランシア先輩に負けない位速いな。足。


やっぱり人って言うのは好きな人の為なら実力以上の実力が出せるんだな。


ま。そんな事はどうでもいいけれど。


「桃東先輩。あの真乃枇杷って人が現れてから怯えちゃったんです」


「……だろうね」


ハレルヤ先輩は僕を見ずにただ、フランシア先輩。それから柿宮に両肩を支えられて校舎に消えていく桃東先輩に向けられている。


「どうして、桃東先輩。それにハレルヤ先輩まであの人に怯えてるんですか?」


失礼な事だろうな。とはわかってはいる。


誰だって、恐怖くらいは持ち合わせてるんだ。


その理由を、しかも後輩が教えてくれと言う。先輩なら、言いたい事ではない。


だけど。