ハレルヤ先輩は振り返り桃東先輩を認めると小さく「しまった」。そう呟いた。
「姫様は、私が」
「あぁ、頼むよフランシア」
桃東先輩の下にフランシア先輩が駆け出す。
流石に自称忍者だけあって動きは素早いなぁ。
「あ、あらしは!!ハレルヤ先輩を!!」
「いや、俺は大丈夫だよ」
飛びつこうとする柿宮の頭を押し離す。「あぅ!!」と柿宮。
「俺なんかより、フランシアの手助けをしてくれる娘の方が、俺は素敵だと思うんだけどなぁ」
「す、素敵に無敵ですかっ!?」
無敵ではないなぁ。
そんな感想を浮かべながら、けれど柿宮にとってハレルヤ先輩の「素敵」と言う単語は絶大な効果だったらしく。
「手助けしますっ!!」
と、多分全力疾走で柿宮は走って行った。



