クックックと悪役的な笑い声をあげながら行く手を遮る二人に「退いてよ」
「退くわけ、ないだろ」
真乃枇杷がフランシア先輩を一瞥し「やれやれ」と一つため息を吐いた。
「……仕方ないね、今回は僕が引き下がるよ♯」
どこか残念そうに真乃枇杷は言う。
でもそれはなんだか芝居がかってるようにも見える。
いや実際芝居何だろうけど。
「じゃあ今日は帰るよ。あそこで固まってる【雷姫】にもよろしくね♪」
クルリと体を翻す。
「あ♪」
真乃枇杷が肩越しに振り返り、また僕等は瞬間的に身構えた。
「やだなぁ。そんなに固まらないでほしいな♪」
可笑しそうに笑いながら手をひらひらさせる。
それはなんだか僕等が小馬鹿にされてる気がした。



