悪魔のクッキング

子供2人に抱き着かれ、足元をフラフラさせながらも台所へ歩く。

「いっ今作るからね! それまで宿題と復習を済ませときなさい」

「「は~い!」」

素直に返事をして、2人の子供は二階の子供部屋に行った。

そして買ってきたばかりのものを、冷蔵庫と冷凍庫に次々入れていく。

「さて、とっとと準備しないと、今度は旦那にまで抱きつかれる」

深く息を吐くと、エプロンをして、気合を入れた。

「よし! 今日は活きの良い赤身を買えたことだし、料理も頑張りましょう!」

そして三十分後、美味しそうな匂いにつられて、2人の子供が下りてきた。

「お母さん、できたの?」

「できた?」

「もうすぐできるから、テーブル支度して」

「「はぁい!」」