寂しくて寂しくて 自分を慰めるために 求めてしまった手のひらが 温かいはずなかった 悲しくて悲しくて 自分の傷を癒すために 求めてしまった体が 温かいはずなかった 飢えた砂の身体が触れるほど 体温を飲み込んで 僕の肌は 何も感じない 苦しくて苦しくて 自分の胸を押さえても からっぽのこの胸が 温かいはずもなかった