止まる音に 寂しさを感じた 自分の弱さに気付く時間 指先が触れた波は 星を生む黒い海に帰る 消えた視界は 覗き込んだように 淡い色で 夢のように微か そっと落ちた雨は 星の沈む黒い海に帰る 海に浮かぶ波も 海を逃げた雨も また他の誰かに触れる 繰り返して いつか ここに戻ってきたなら 雲を眺めて 待っているから ねえ 僕を包み込んで そっと その無数の粒で 僕を塗りつぶして