「お前ってストイックだよな」 相川君はおもむろにこう切り出した。 「なんで?」 「いや、なんか仕事命って感じで 女とかもキョーミなさそうやし」 「そんなわけないじゃん。 全然仕事命じゃないし。 俺だいぶやる気ない指導員だよ? 教習中、女のハダカ考えてる」 「なんやソレ」 俺は無理矢理すぎる嘘をつき、力無く笑った。 .