「はぁ聞いてなかったんだな」 呆れたように紡がれた言葉に「ごめんなさい」と言う。 「良いよ、べつに、次いくとこなんだけどしばらく此処から離れない」 「へっ?」あまりにも突拍子が無い言葉で間抜けな言葉を発してしまった。 不覚! うん?キャラ変わってないか・・。 「いや、少し調べたい事があってな」 蒼はらしくも無い表情を浮かべ、ため息を吐いた。 「なに?それ」 私は疑問に思いそう質問したもののはぐらかされる気がした。 「うん?槻が気にする事じゃない」 はぐらかされた。