Kissシリーズ・「オタクとのキス」

付き合いはじめると、彼は自分の好きなものについて、熱く語ってくれるようになった。

彼からマンガやアニメのDVD、それにゲームをよく借りるようになった。

分からないところや知りたいことがあれば彼に聞けば、快く答えてくれる。

わたしのことを大事にしてくれるし、優しくもしてくれる。

不満も不安も、わたしは彼に何1つ持っていなかったの…。

「ねっねぇ」

「なあに?」

休日、わたしと彼は街にデートに来ていた。

彼が見たいというマンガ原作の映画を見た後、昼食を食べた。

そして本屋やゲームのお店を回った後、一休みすることにした。