「何?」 「これ。」 祐司は自分の指からいつもつけている指輪を抜いて私に差し出した。 これがどうしたの?という顔をする私に祐司は言った。 「俺がアメリカから帰ってくるまで預かっててほしい。4年。俺がアメリカに行く期間が4年らしい。それまで待っててくれるなら待っててほしい。」 私が待てないなんて言うはずがないのに。 「待ってるよ。ずっと。」 そういいながら祐司の指輪を受け取った。 「祐司、亜理紗ちゃん…着いたよ?」 「あぁ、今降りるわ。」