「ハハハ、そっか。家族か……。うん、じゃぁこれからよろしく」 そう言って栄一さんは笑った。 『じゃぁ…やります』 栄一さんにかわって皿洗いをした。 昔もよく家でお手伝いしてたな……。 昔、ね。 昔。 『昔かぁ……』 ポツリとつぶやいて、お皿を見つめた。 別に何かを思い出しているわけじゃないけど、なんとなく悲しかった。