「美桜ちゃんひどーいッッ」 冗談で目をウルウルさせて言ってくる。 ほんと、栄一さんは面白い人だ。 「さ、早く早く」 『あ、うん…!』 栄一さんに急かされて、どんどん奥に入って行った。 「美桜ちゃんの部屋は2階の1番奥だからねー」 奥か。 絶対あまりだったんだろうな。 でもほんと、私居候のくせに部屋なんかもらっちゃっていいのかな? 階段を上って2階に着き、奥の部屋まで行った。 奥の真正面にある扉が私の部屋の入口らしい。