「腹減ったなぁ」


俺は仕事が一段落して早めに終いにして、車で家路に向かおうと走ってた。


いつも行くコンビニは決まってて、そこに行こうと車を走らせたんやけど・・・


「ダメだ。俺の腹が限界や。どこのでもええから飯食うか」


腹が減りすぎて・・・逆に気持ち悪くなってきてな。


近くのコンビニに入ったんや。


車を降りてコンビニ店内へ駆け足で入ってな(笑)


さすがに11月。


外は冷えるからな。


店内は生暖かい空気が漂ってて一瞬身震いした。


すかさず、弁当コーナーへ(笑)


「あ~~~!!」


いきなり店員の叫び声が店内を響かせたんや。


お茶を選びに、ドリンクコーナーに移動しながら店員を一瞬見たら・・・


(・・・まさか?麗奈かぁ??)


麗奈に似た店員がレジに立ってたんや。


まさか、こんな近くに麗奈がおるとは普通思わんだろ。


今まで会うことさえ無かったんだから・・・


お茶を選んで、ちょっぴり緊張しつつレジへ向かった俺(笑)


品物をレジ打つ女は紛れも無く麗奈やった。


姿も声も。


麗奈だった。


会計金額を告げられて俺は・・・


「麗奈のツケで払っときや」


「・・・払えや?」


「次は払ったるわ(笑)」


「今も、次も払えって」