王国ファンタジア【雷電の民】


心配そうに覗き込んでくる彼女の顔をしげしげと見て、俺は絶句した。


口をぱくぱくさせながら彼女の顔を指差す俺に、彼女はにやりと笑った。

「お、気づいたんか」



鮮烈な黄金色の双眸

まるで獣ような耳。

そして。

額には金と銀のマーブル模様をした小さな角。