【完】青春PLAYBALL!!

ネクストサークルにしゃがみながら考える。

もし読まれてるのだとしたら、俺はどう攻めればいいんだ?



分からない・・・・・・



今までこれで勝ち進んできたから、どうすればいいか分からない。


為す術もない俺は、ただ和由と三先の勝負を見つめるしかなかった。

三先からボールが放たれる。


「ストラーイク!」


和由のバッドが空を切った。

和由は悔しそうに振ったバッドを元に戻す。


「なんであんな外角のボール振ったんだ?あ・・・・・・」


あの時。

1年前。



黒須先生が言っていたあの言葉。

俺はその言葉を思い出し、ハッとする。




『さっきな、和由が俺に言ってきたんだ。きっと一球目は自分が得意な内角に投げるって。勝負好きな三先先輩は絶対投げるからって』