【完】青春PLAYBALL!!

これは和由も同じ気持ちだった。

サインはインローのシンカー。

俺も和由もこれをウイニングショットにしたいと考えていた。


中指に神経を集中させる。




頼む・・・・・・!

決まってくれ!





ボールを放った。


だけど・・・・・・


「ランナー走った!」


カキーン!


修平の声と同時に響く金属音。

反射的に顔の横にグローブが伸びる。


バシンッ!


体制を崩しながらも、グローブに収まったボールをファーストへ放る。


「アウト!」





ドンドンドン!

オオオオーッ!





東実の応援席が揺れる。

9番バッターが打ったボールは俺へ向かってくるライナー。




2回表。

なんとかピンチを切り抜けた。