【完】青春PLAYBALL!!

ブゥンッ!!!


「ストラーイクッ!」


バッドを切る音がここまで聞こえてきそうな・・・そんな勢いのいい柚のスイング。


柚は空振りをした。


だけど俺は嬉しくて、自然と笑顔がこぼれた。

黒須先生と顔を合わせる。


「黒須先生・・・・・・!」


黒須先生は何も言わず、笑顔を浮かべうなずくと、再び柚へと視線を戻した。

黒須先生の後を追って、俺も柚へと視線を戻す。


「柚・・・笑ってる」



良かったな柚。



三先、お前に本気でボール投げてくれたな。




三先の表情を見ると、三先も笑っているように見えた。

二人とも本気の勝負を楽しんでいる。

格好いいなお前達・・・・・・。



俺はそんな二人の姿を見て、嬉しくて。




少しだけ涙がこぼれた。