「いないよ」 隣の更衣室からうりの声がする。 「やっぱり…」 きょうが更衣室に向かいながら言った。 シャワー室の個室から 水滴が落ちる音がきこえる。 「いたのみずのさんくらい」 ももが冗談で緊張を消そうとしていたのは 二人にはわかった。 ももが個室のシャワーが 出ていないのを確認して 二人のいる更衣室へと向かった。 ももが去ったシャワー室からは 水滴が落ちる音がまだしていた。