「明日テストじゃない?」

「え?数学?」

「そうそう」

二人はきょうの悲鳴をきいても
そのまま、話しを続ける。

バスルームからは
まだ、きょうが悲鳴をあげていた。


「そんぐらい自分でやって」

ももはきょうがいるバスルームに
向かってそう言った。


「ミスターGが…!!」

きょうが上半身脱いだ格好で
二人に助けを求めたのは
ももが言ってからすぐのことだった。