「今日はもう遅いしまた今度話すよ」

テレビの横の時計が
十一時を指したのを見ながら、
ももは言った。

「俺風呂入る」

話しが一段落ついたのを見て
きょうはバスルームへと向かう。


「明日もはやいな〜…」

「朝起きれないし」


二人がそう話しはじめたのと、
すさまじいきょうの悲鳴が
聞こえてきたのはほぼ同時だった。