「ね、聞いてなかったけどさ
“寮のエリザベス”って?」

きょうは足下を
照らしながらももに問う。


今現在うりの腕時計は
もう午前二時五十分を
指している。

もちろん、
三人がいる外は
暗闇に包まれていた。