――――――――――………
















「アサヒ」


「?」


「さっきからバカって言い過ぎだ。
……そんなに俺が心配だったのか?」


「っ…………!!/////
 心配、なんて……」









いつものオレなら瞬時に「心配なんてするかよっ」ってツッコむところ。




―――――――――だけど。









「っ、するに決まってるだろ!
 これ以上心配かけんな、バカ!!」




たまには“弟”らしく、素直になるのも悪くない。









差し出された新聞をもぎ取り、

朝特有の柔らかい日射しを浴びながら。




柄にもなく、オレはそんなことを思った。






 END