ある昼時、ライトは久々に小さな町に着いた。 まだこの辺りは進行が遅い。 とりあえず今日はゆっくりできそうだ。 しかし… 「…腹減った。」 ライトは力なくその場に倒れ込む。 あぁ、一週間以上なにも食べて無いんだよ… いくら竜族でも飲まず食わずではいけない。 手持ちの食料が尽き、途方にくれていた所にちょうど町に出会ったのだが 「もう動けない」 そう言うや否やライトはピクリとも動かなくなった。 ―――「あら…?」