雲を見ていた


たくさん浮かんだ中の一つ

楽しそうに浮かぶ雲に

キミの影を重ねてみる


じっと見つめていたいけど


だんだん飽きてきてしまうんだ

握りしめた小さな鉛筆

ノートに叩きつけて泣いた


キミの影はゆっくり動くよ

僕の周りをゆっくりと

朝からキミを

ボクは見つめて


信じていたんだ きっと


僕ら

信じ合っていたのかな


雲を見ていた



もうあまりない雲の一つ

さみしそうに浮かぶ雲に

キミの影を重ねた


いつのまにか遠くへいった

キミの影は明るさをなくす


描いてた理想地図

描くのが飽きたんだ きっと

小さな鉛筆

今はもう捨ててしまった


キミは遠くで明るさをなくして


朝になればまた輝いて見えるだけ


僕の顔もそう

朝になれば照らされるだけ


でもいいや


信じるんだ

流れてゆく雲が

もう一度

僕の地図を描きにくるのを

鉛筆ならまた買おう


いいんだ

僕が信じていればそれで