「もう出なきゃ」 私が鐘の鳴る方に 体を向けながら言った。 「そうだな」 楓はそう言って 掃除で使っていた箒を しまいにお店の中へと 入って行った。 周りを見渡すと 学校へ登校する人が いつの間にか増えていた ことに気づく。 楓と話していると 本当に時がはやく経つ、 そう思う。