桜の木を背中にして 杉の木に向かって歩いていく。 杉の木を曲がると、 少ししたところに 木で出来た看板がある。 「かえで」 少し遠くで その看板の付近を 掃除している人に 声をかけた。 茶色に染められた髪が 振り返ることで少しゆれる。 春の風にあうような、 可愛い雰囲気があった。