アナタしか欲しくない

『勝手かもしれないけど、ミイが家に来なくなったあの日から、毎日が寂しかった』



カラダを少し離してミイを見つめるタカちゃん。





『最初は、ミイがいなくて静かなことに馴れてないだけかと思ったけど違った。ミイの“タカちゃんダイスキ”っていうあのセリフが聞きたくて仕方なくなってた』






そしてミイの横髪をすくように撫でて、耳にかける。




タカちゃんの指が、ミイにこんなに触れることは初めてで、嬉しいけれどくすぐったくて恥ずかしい。





『とどめは昨日の“キライになる”宣言。あれ心臓止まるくらいショックでさ。それでわかったんだ』




タカちゃんの手が頬にそっと添えられた。




瞬間、タカちゃんの指は冷たいのに頬がこれでもかってくらい熱くなる。




『知らない内に、ミイの虜になってたんだってことに、突き放されて、ようやく気付いた』





ああ、もう!





タカちゃんの温度と言葉にヤられて、クラクラしちゃう。




夢なんかじゃ、ないよね?